銀行勘定調整表の未取立小切手と未取付小切手

銀行勘定調整表の修正仕分けが不要な物に

時間外預入、未取立小切手、未取付小切手、があります。

 

この未取立小切手と、未取付小切手は言葉が似ている上に日常であまり耳にしない単語なので理解が難しかったので

ここで簡単に説明をしてみたいと思います。

 

まずイメージをしてもらうのに

誰が誰に? という所を良く理解してもらうのが一番と思います。

 

未取立小切手

銀行小切手を振り出した人に取り立てる

それがまだ(未)

 

未取付小切手

小切手をもらった人銀行に持ち込んでお金を受け取る

それがまだ(未)

 

簡単に書くとこんな感じです。

 

未取立小切手

我が社から考えますと

他人振出の小切手もらったのでを銀行へ持っていき預け入れた。

この時に仕分けでは当座預金の増加となります。

 

ただ銀行は小切手の振出人に取り立てていないのです。なので我が社の当座預金の残高も増えてない。

でもこれは我が社の問題ではなく銀行がいつ取り立てるかの問題で銀行が取り立てれば、時間がたてば問題解決しています。

なのでこちらは何も修正仕分けがないのです。

 

未取付小切手

我が社から考えますと

小切手を振り出し取引先に支払い等として渡します。

その時に当座預金の減少として仕分けをしていますよね。

でも相手の取引先はその日に小切手を銀行に持ち込むか?

いつ持ち込んで現金とするかは分からないし決算日に銀行から当座預金の残高証明書を発行してもらったその時に取引先が小切手を持ち込んでいないこともあります。

 

そんな場合に銀行の残高証明書と我が社の帳簿は一致していないことになります。

しかしこれも取引先が小切手を銀行に持ち込めば解決です。

我が社では問題なく仕分けをしているのでこれも修正が不要です。

 

取立と取付について

 

取立

昔の偉い殿様や役人がお米などを農民などに税金として強制的に取っている所を想像してみてください。

取立には「催促して徴収すること」「強制的にとること」の意味があります。

 

取付

「取付騒ぎ」と言う言葉を考えてください。

預金者が銀行に行き急いでお金をおろそうとする姿が想像できると思います。

例えばある銀行が倒産すると「私が預金をしている銀行も危ないのでは??倒産するかも!!お金はちゃんと戻ってくるよね!?」と思いパニックになった群衆が銀行に詰めかけている様子とも言えます。

取付には「金融機関などから預金などを取り戻すこと」の意味があります。

 

物凄く単純単純にしていますので正確さに欠けるところもかるかもですが、

イメージするきっかけにしていただけたらと思います。