棚卸減耗損と繰越商品について
棚卸減耗損や商品評価損を計上するときに相手科目が繰越商品なんです。
棚卸減耗は決算において棚卸をします。
その時に実際の数量と帳簿上の数量と合わない時に使う勘定科目です。
で冒頭の話ですが
費用として棚卸消耗損を計上します。そしてなぜ貸方を繰越商品とするのか・・・。
商品が減っているわけだから仕入を減額?
繰越商品?なんで繰越商品??なぜ?
と疑問な訳です。
そのまま覚えてしまえばいいのでしょうが気になります(笑)
こちらの疑問のポイントは棚卸を決算において行うことにあります。
繰越商品は時期に繰り越すもの。
そして決算時に在庫として会社にあるものですね。
これに棚卸減耗、商品評価損が発生しているので期末の商品を減額しているのです。
・棚卸減耗損☓☓ 繰越商品☓☓
不足分は費用として計上、貸し方は繰越商品からひく
・商品評価損☓☓ 繰越商品☓☓
劣化・時代遅れなどの原因で商品の価値が原価を下回る。
それを評価損として費用に計上、貸し方は繰越商品からひく
このようになっているのですね。